死亡診断書ってどんなことに使われるの?

唐突ですが・・・・・・・・・・・

わが国の厚生労働省の作成する死因統計は何の資料に基づいて作成されているか御存知ですか?

それは死亡診断書(死体検案書)です。

死亡診断書(死体検案書)の2つの大きな意義は2つです。

① 人間の死亡を医学的・法律的に証明する。

死亡診断書(死体検案書)は、人の死亡に関する厳粛な医学的・法律的証明であり、 死亡者本人の死亡に至るまでの過程を可能な限り詳細に論理的に表すものです。 したがって、死亡診断書(死体検案書)の作成に当たっては、死亡に関する医学的、 判明している客観的な事実を正確に記入します。

② 我が国の死因統計作成の資料となる。

死因統計は国民の保健・医療・福祉に関する行政の重要な基礎資料として役立つとともに、医学研究をはじめとした各分野においても貴重な資料となっています。

医師または歯科医師が書き、死亡した場所や日時、直接死因やその原因、また、その原因の原因などを書く欄があります。原死因(最期が腎不全でも、胃癌が元なら胃癌が原死因)が死因として、統計の資料となります。

また、WHOに勧告されたルールに従うようになっています。

さて、①は重要なことは判ります。死亡したことを証明しないと、色々な事が始まりません。火葬もそうですし、役所の記録もそうですし、死亡保険金の受け取りにも必要です。

では②はどうでしょう。死亡統計の作成の資料となることです。皆さん、死亡統計ってご存知ですか?どれくらいの人が年間亡くなったとか、どこで亡くなったとか、どんな病気出なくなったとか?死亡診断書の記載を統計学的に集めた資料です。さて、実はこの死亡統計、そのまま信用して良い項目と、ちょっと頭を使って自分で直さないと、病気を診るときに間違った指標を自分に作る項目があります。

このブログでは少しずつ、この死亡統計から判る、様々な面白いことを記載していこうかなあと思っています

死亡診断書ってどんなことに使われるの?

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